紹 介    会長挨拶 研究会の概要 

会長挨拶

 どの子も子どもは星
                         岩手県きこえ・ことば・LD等教育研究会
  会長  紺 野 好 弘 

「どの子も子どもは星」     東井 義雄

みんなそれぞれがそれぞれの光をいただいて

まばたきしている

ぼくの光を見てくださいとまばたきしている

わたしの光も見てくださいとまばたきしている

光を見てやろう

まばたきに 応えてやろう

光を見てもらえないと子どもの星は光を消す

まばたきをやめる

まばたきをやめてしまおうとしはじめている星はないか

光を消してしまおうとしている星はないか

光を見てやろう

まばたきに応えてやろう

そして

やんちゃ者からはやんちゃ者の光

おとなしい子からはおとなしい子の光

気のはやい子からは気のはやい子の光

ゆっくりやさんからはゆっくりやさんの光

男の子からは男の子の光

女の子からは女の子の光

天いっぱいに

子どもの星を

かがやかせよう

 「どの子も子どもは星」,これは東井義雄先生が,55年の教育生涯の中で最も大切にした教育信条だと言われています。子どもが10人いれば十人十色です。さまざまな光を発しています。自ら輝いている光なのか,こっちを見てと瞬きしている光なのか,後ろ向きに鈍く光っているのか,弱々しい光なのか,光り方はそれぞれ違います。子ども一人一人がもっと輝くために,われわれ教員は,一人一人の光をじっくりと見ながら,瞬きに応える教育を行っていかなければなりません。

学校は子どもの幸せのためにあります。日々,子ども一人一人と真摯に向き合い,目の前の子どもにとって必要なことは何かを見極めながら,指導に当たっていきましょう。

子どもの成長のスピードとは,一人一人違うのが当たり前です。隣の子どもと比べてできていないからと言って焦るのは禁物です。子ども一人一人の頑張りを認めながら,「今日はこのことがわかったね」とか「今日はここまでできたね」といった声がけをしっかり行っていけば,子どもたちは,愛情を感じ,学ぶ意欲を高めていくのだと思います。

この詩を紹介した後,下村先生から「校長先生はもうご存じだとは思いますが」と前置きがあり,控室に掲示されていた「どの子も子どもは星」と書かれた立派な書を見せていただきました。この書は昭和58年頃から平成2年まで,また平成18年にも桜城小でご勤務された坂本信行先生が書かれたものだそうです。「白舟かく」という署名が入っていました。自分が紹介した詩が,実は,長年に渡り,桜城小きこえ・ことばの教室に掲示されていたと知り,何だかとても嬉しくなりました。

 本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 令和4年6月15日