紹 介    会長挨拶 研究会の概要 

会長挨拶

 自分の目標に向かって主体的に学ぶ子どもを目指して
                         岩手県きこえ・ことば・LD等教育研究会
  会長  飯 岡 竜太郎 

 岩手県きこえ・ことば・LD等教育研究会会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
 今年度、岩手県内の通級指導教室は、ことばの教室が91教室、きこえの教室が37教室、LD等指導教室が28教室、幼児教室が31教室、全部で187教室が設置されております。

先日開催いたしました代議員会や理事会において承認いただきましたが、今年度の本教育研究会では、研究主題を「自分の目標に向かって主体的に学ぶ子をめざして〜自立を促す指導・支援の在り方」とし、今年度における研修や教育実践をとおして、障がいの特性やそれぞれに応じた指導法を学び合うとともに、自分のよさや可能性を認識し、目標に向かって主体的に学ぶ子どもをめざした自立を促す指導・支援を究明していくこととなります。

今年度の代議員会、研修会、理事会を通して、本教育研究会の運営や、通級指導教室の設置、教育課程等、様々な課題はありますが、そのような課題とともに、教育研究の本質である「その子の学びを如何によりよいものとするか」ということについて、会員同士が常に語り合える、学び合える、そのような会でありたいとあらためて感じたところであります。

そのためには、一人一人の子どもたちの障がいの特性や実態をとらえることも大切ですが、子ども自身が「こうなりたい」「このようなことができるようになりたい」という自らの変容や成長につながる率直な思いをいかに引き出し、その思いに寄り添っていくかが重要なことであると考えております。

ここ数年続いたコロナ禍も、少しずつ落ち着きを取り戻し、教育研究団体の活動も、特別な制限を考慮することなく行えるようにもなってまいりました。今年度も、「目の前の子どものため」「岩手の子どものため」の、会としての充実した取組が推進できますよう、会員の皆様には、学校業務等でお忙しい中とは存じますが、今年度の本研究会の運営や研究推進におけるご理解やご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

 令和5年6月1日